木曽塗の里で思うこと
漆器は英語で「japan」と言います。縄文前期より脈々と受け継がれてきた、まさに、日本を代表する文化です。
「見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触れる」という五感で考える日本人の思考が生み出した世界に通用する宝です。
フランスでは「若者の食事を見れば、その国の未来がわかる」と言われるそうです。
毎日の食卓と心のありようは深くかかわっているようです。私たち創り手も文化としての漆の意識を常に持ち、使い手の方々ともども次代に繋げる「漆物語」を創らなければならないと思っています。
略歴・主な受賞歴
1956年 信州木曽平沢生まれ
1988年 七代目ちきりや万右衛門 継承
1989年 ジャパンデザインコンペティション入賞
1991年 日本クラフト展:優秀賞
1997年 ビアマグランカイ:優秀賞
2000年 全国漆器展:通産大臣賞
2000年 テーブルウエア―大賞展:最優秀賞
その他各種公募展入選、入賞多数