伊藤 寛茂

漆工芸

木製、漆塗りにこだわった仕事を、築百数十年経った土蔵の中で続けています。

仕上げに日本産の漆を使用し、使い込んでいるうちに暗い朱色から明るい朱色に変化するとともに、艶を増してくる塗となっています。

その変化の様を、夜明け前のあかね空にちなんで「古代あかね塗」と名付けました。

マットな仕上がりとなっていますが、使い込んでいるうちに艶も出てきますので、日常使いの中でその変化も楽しんでいただければ幸いです。